前回からの続きです。
頭部さえ形状が決まれば、あとはサクサク進むだろうと、頭部を考えます。
最初は頭部をレオの髪型そのままレジンで複製し、載せてみようと試みもしましたが、流れるような曲線的なレオの髪型デザインと、機械的なこのスーツのデザインでは全く合いませんでした。
なので気持ちを入れ替えて機械的な、ロボットっぽいパーツを探しました。
もはや何のパーツかは覚えていませんが、どこかの飛行機の翼っぽいものを切り取って上に載せてみました。自分ではデザイン的に満足しています。
あとはボディ部ですが、もう色を赤に塗るくらいであとはそれほど大きな改造はありません。いや、レオっぽく見せるにはもっといろいろと方法があるかもしれませんが、自分としてはなるべく手軽に済ませたいのです。
胸部パーツに穴をあけました。穴は短い距離ですが奥に行くほど狭くなるようにすり鉢状にあけており、奥行き感を演出しています。あまり気付かれないどうでもよいポイントです。
穴の先の奥のパーツが見えないように赤い紙を貼って目隠ししています。
肩の部分も開けました。
カラータイマー部分はやはり特徴として取られやすいポイントなのでオリジナルのレオさんのソフビなどから型取りしてレジンで作りました。
このレジンパーツなのですが、接着しようとしてもボディにくっつかないことくっつかないこと(笑)。
当時はレジンってプラスチックパーツだと思ってたんです。
プラだと思っていた理由はただ固まったあとの触り心地(笑)それだけ。
ABS素材だとかPS・PEとかいろいろとプラモデルの材質について知ったのはつい最近で、そういった素材の違いで接着剤のつく・つかないがあるということを知らなかったんです。
いろいろ試して、最終的には瞬間接着剤に行きましたが、これも完成後に遊んでいるとポロポロ取れましたね。何度も付け直しています。
正解かどうかはわかりませんが、レジンにはやはりレジンに近いものを使ってプラと接合したほうがよいのかなと気づき始めてからはプラ材質側にレジンを接着剤代わりに塗り、そこに固まっているレジンパーツを添えたあと紫外線を照射してくっつけてます。
ただ、この手法、紫外線ライトがあてられるような部位にしか使えない手段なんですよね。
あとはレジンがかなりトロッとしているので状況によっては接着しにくい。
最近はレジン-プラの接合にこちらを接着剤代わりに使っています。
- ウェーブ(Wave) マテリアルシリーズ HG UV硬化パテ(クリーム状) 15g ホビー用素材 OM-146
- ウェーブ(Wave)
- おもちゃ
普通のパテでもよいのですが、硬化に時間がかかるので、せっかちな自分にはもってこい。
トロッとしたレジンよりもパテの粘土系のもちっとした感覚が接着に丁度良いです。
そんなこんなで、あとは全体を赤で塗って完成!
「赤を塗る」って書いたんですが、昭和のウルトラマンのガワって赤っていうよりも小豆色に近いんですよね。なのでこのボディにはMr.Hobbyの水性ホビーカラーあずき色を使用しています。
- 水性ホビーカラー H33 あずき色
- GSI クレオス(GSI Creos)
- おもちゃ
基本的にこの塗料は光沢タイプなのですが、自分はつや消しタイプが好みなのでこれも混ぜて塗っています。
- GSIクレオス 新水性ホビーカラー つや消し剤 (フラットベース) つや消し添加剤 10ml 模型用塗料 H40
- GSI クレオス(GSI Creos)
- おもちゃ
光沢タイプの塗料を塗った後、上から艶消しを塗る、という選択肢もありますが、二回も塗るなんて面倒くさい!と自分は思ってしまっているので、添加剤を混ぜて工程を減らしています。
そんなこんなで完成!
ウルトラアクトのレオのマントつけてみました。
↓他のスーツなど、素材を紹介しています。よろしければ見てみてくださいぬ。ぬ。
ゆたきばらのAmazonページ