躓く前に転べ

お小遣いが稼げるかを検証するためのブログ

鳥山明先生


鳥山明先生が亡くなられてしまいました。
自分にとって鳥山先生作品の初体験は、小学生の頃に家族で出かけた旅行。たしかワカサギ釣りをしていたから、どこかの湖の近くで、その時はあまり釣れた記憶がなくつまらない時間を過ごしていて、休憩で立ち寄ったお食事処の片隅に置いてあったジャンプでした。
のちのちコミックを買っていくことになり気付くのですがDr.スランプが既に連載中の時期で、手にしたジャンプのお話はコミックでいうところの4巻か5巻あたりだったと思います。
小学生の頃はそんなに目も肥えていない時期でしたが、圧倒的な画力と面白さに引き込まれたのを覚えています。
鳥山先生といえばドラゴンボールのほうが知名度的には上かな…と思います。
(国外も含め世界的な意味で)
しかしながら自分の中ではDr.スランプのほうが初恋の相手みたいな感覚もあって、また「友情・努力・勝利」とは無縁のギャグ要素満載なところも相まって軍配があがります。


扉絵の書き込みの緻密さ
メカデザインに関する造詣の深さ
キャラクターの生き生きした描き方


上から目線で語っているつもりは毛頭ないのですが、とにかくそれらが混合された感じで一度にドッと目の中に情報として入ってくる。本当にすごい。(アニメではなく漫画)
あの時代のジャンプは黄金期だったので他の作品も楽しかったですが、牽引していたのは鳥山先生だったのかなーと思います。


新しい作品が見られないのは残念ですね。ご冥福をお祈りいたします。

ウルトラマンスーツ 制作 ウルトラマンレオ②


前回からの続きです。
頭部さえ形状が決まれば、あとはサクサク進むだろうと、頭部を考えます。
最初は頭部をレオの髪型そのままレジンで複製し、載せてみようと試みもしましたが、流れるような曲線的なレオの髪型デザインと、機械的なこのスーツのデザインでは全く合いませんでした。
なので気持ちを入れ替えて機械的な、ロボットっぽいパーツを探しました。

もはや何のパーツかは覚えていませんが、どこかの飛行機の翼っぽいものを切り取って上に載せてみました。自分ではデザイン的に満足しています。

あとはボディ部ですが、もう色を赤に塗るくらいであとはそれほど大きな改造はありません。いや、レオっぽく見せるにはもっといろいろと方法があるかもしれませんが、自分としてはなるべく手軽に済ませたいのです。

胸部パーツに穴をあけました。穴は短い距離ですが奥に行くほど狭くなるようにすり鉢状にあけており、奥行き感を演出しています。あまり気付かれないどうでもよいポイントです。

穴の先の奥のパーツが見えないように赤い紙を貼って目隠ししています。

肩の部分も開けました。

カラータイマー部分はやはり特徴として取られやすいポイントなのでオリジナルのレオさんのソフビなどから型取りしてレジンで作りました。

このレジンパーツなのですが、接着しようとしてもボディにくっつかないことくっつかないこと(笑)。
当時はレジンってプラスチックパーツだと思ってたんです。
プラだと思っていた理由はただ固まったあとの触り心地(笑)それだけ。
ABS素材だとかPS・PEとかいろいろとプラモデルの材質について知ったのはつい最近で、そういった素材の違いで接着剤のつく・つかないがあるということを知らなかったんです。
いろいろ試して、最終的には瞬間接着剤に行きましたが、これも完成後に遊んでいるとポロポロ取れましたね。何度も付け直しています。
正解かどうかはわかりませんが、レジンにはやはりレジンに近いものを使ってプラと接合したほうがよいのかなと気づき始めてからはプラ材質側にレジンを接着剤代わりに塗り、そこに固まっているレジンパーツを添えたあと紫外線を照射してくっつけてます。
ただ、この手法、紫外線ライトがあてられるような部位にしか使えない手段なんですよね。
あとはレジンがかなりトロッとしているので状況によっては接着しにくい。


最近はレジン-プラの接合にこちらを接着剤代わりに使っています。

ウェーブ(Wave) マテリアルシリーズ HG UV硬化パテ(クリーム状) 15g ホビー用素材 OM-146
ウェーブ(Wave) マテリアルシリーズ HG UV硬化パテ(クリーム状) 15g ホビー用素材 OM-146
ウェーブ(Wave)
おもちゃ

普通のパテでもよいのですが、硬化に時間がかかるので、せっかちな自分にはもってこい。
トロッとしたレジンよりもパテの粘土系のもちっとした感覚が接着に丁度良いです。


そんなこんなで、あとは全体を赤で塗って完成!

「赤を塗る」って書いたんですが、昭和のウルトラマンのガワって赤っていうよりも小豆色に近いんですよね。なのでこのボディにはMr.Hobbyの水性ホビーカラーあずき色を使用しています。

水性ホビーカラー H33 あずき色
水性ホビーカラー H33 あずき色
GSI クレオス(GSI Creos)
おもちゃ

基本的にこの塗料は光沢タイプなのですが、自分はつや消しタイプが好みなのでこれも混ぜて塗っています。

GSIクレオス 新水性ホビーカラー つや消し剤 (フラットベース) つや消し添加剤 10ml 模型用塗料 H40
GSIクレオス 新水性ホビーカラー つや消し剤 (フラットベース) つや消し添加剤 10ml 模型用塗料 H40
GSI クレオス(GSI Creos)
おもちゃ

光沢タイプの塗料を塗った後、上から艶消しを塗る、という選択肢もありますが、二回も塗るなんて面倒くさい!と自分は思ってしまっているので、添加剤を混ぜて工程を減らしています。


そんなこんなで完成!

ウルトラアクトのレオのマントつけてみました。


↓他のスーツなど、素材を紹介しています。よろしければ見てみてくださいぬ。ぬ。
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ウルトラマンスーツ 制作 ウルトラマンレオ①

BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) フィギュアライズスタンダード ULTRAMAN(ウルトラマン)を改造してウルトラの父を作ってみました。


素体はこちら

フィギュアライズスタンダード ULTRAMAN(ウルトラマン) SUIT ZERO -ACTION- 1/12スケール 色分け済みプラモデル
フィギュアライズスタンダード ULTRAMAN(ウルトラマン) SUIT ZERO -ACTION- 1/12スケール 色分け済みプラモデル
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
おもちゃ

セブンのスーツを改造してゼロを制作したのちに、公式からもっとカッコイイゼロのスーツが発表されて、うれしいけど「うちにはもうゼロあるしなぁ…」となってしまったので、今度はゼロスーツを素体にして別の何かを作ろう!となりました。
それで、ウルトラマンのお話上、ゼロにゆかりのあるレオを作ることにしました。

何はなくとも、まずは顔のデザインです。
この作品の制作当時は、コミック「ULTRAMAN」でもレオらしきキャラクターはまだ登場しておらず「そもそも登場するのか?」「いや絶対登場はするだろ?」みたいな憶測の状態でした。
正直なところ、このULTRAMAN SUITのいうシリーズがどういう経緯でブランディングされているのかいまだに把握できていません。
コミック版が発祥であることは間違いはないのですが、そこから派生して2次創作…とでも言いましょうか?コミック版には登場することのないこのゼロスーツやティガスーツがプラモデルとして製品化されたり、それを受けてなのかホビージャパン誌でオリジナルストーリーの小説が掲載されたり、かたやスマホゲームでも様々なタイプのウルトラマンスーツが登場しているようで(スマホゲームは基本的にやらないので全く知識がありません)とりあえずワイドな展開をしていることはわかります。


そういった動きに対し忠実に追いかけるより、自分なりの二次創作みたいな感じで新たに自分だけのウルトラマンスーツを作っちゃおう!と考えました。


この作品の制作時期的にはレジンを導入していまして、レオの目の部分をエメラルドカラーにしたいなぁと考え緑色のクリアレジンで作ってみました。もとはダークロプスゼロのプラモデルの目のパーツからおゆまるを使って型取りしています。
ダークロプスゼロのプラモデルは内容的にはほぼゼロと同じです。目の部分が違う点と成形色が違う以外は変わらないので、改造などでゼロの素体が欲しいと思ったとき、顔のパーツ取りにこだわりがなければダークロプスゼロのプラモデルでもよいかと思います。
商品はこちら

フィギュアライズスタンダード ULTRAMAN(ウルトラマン) SUIT DARKLOPS ZERO -ACTION- 1/12スケール 色分け済みプラモデル
フィギュアライズスタンダード ULTRAMAN(ウルトラマン) SUIT DARKLOPS ZERO -ACTION- 1/12スケール 色分け済みプラモデル
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
おもちゃ

また最近になって、ゼロをベースにした別モデルがさらに登場しています。
ウルトラマンのプラモデルは需要によって金額差が激しいので安価なものを買うのが良いですね。

BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) フィギュアライズスタンダード ULTRAMAN SUIT ZERO〈SC仕様〉 -ACTION- ノンスケール 色分け済みプラモデル
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) フィギュアライズスタンダード ULTRAMAN SUIT ZERO〈SC仕様〉 -ACTION- ノンスケール 色分け済みプラモデル
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
おもちゃ

おゆまる、というアイテムで目のパーツの型取りをして、そこにレジンを流し込み複製。
書けば簡単なのですがレジンでの複製はなかなか思うようにいきません。今でも上手にはできないですね。この作品の制作時期は今以上に知識も経験もなかったので苦労していました。最終的に気泡が入ったままの複製物をOKテイクとして使いました。
つづく


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